• 準備力
2018/08/30

人生100年を輝かせるエレメント――明日の健康づくりをサポートするロート製薬

ロート製薬株式会社の前身・信天堂山田安民薬房は明治時代の1899年に創業し、最初に発売したのはその名も「胃活」。なんとも現代的な名前の胃腸薬でした。当時、胃病で早死にする人が多いことなどから「万病の元は胃にある」との確信を得て、これからの日本の元気に希望を捧げたのです。以来、多角的かつユニークな発想の経営は常に注目の的。健康への思いは創業当時から今も変わらず、ついには製薬会社の枠を飛び越えて、近年は体作りの基本である「食」への取り組みをスタートさせています。

■目の不調、目薬の多様化は時代と共に

ロート製薬株式会社(以下ロート製薬)が目薬を発売したのは、その前身である信天堂山田安民薬房の創業から10年目の1909年のことです。当時、トラホームという感染性の結膜炎が流行しており、目薬需要の高まりを受けて「ロート目薬」が誕生。当時、カタカナの名前は非常にユニークでした。1931年には、瓶とスポイトのセパレート式だった目薬の容器を現在のような一体型にしたことで、目薬業界に大革命を起こし、特許も取得。1960年代の東京オリンピックでテレビ視聴者が増えれば、栄養剤の有効成分として注目されていたアスパラギン酸をいち早く配合した疲れ目対策目薬「V・ロート」を発売。その後も、子ども向け、中高年向け、コンタクトレンズ用、花粉アレルギー対策、そして近年問題視されているスマホ・PC利用のデジタル疲れ目対策など、実にさまざまな目薬を世に送り出してきました。

写真左:昔のセパレート式目薬 写真右:1931年に登場した最初の一体型目薬

デジアイ症候群にならないために。スマホとの付き合い方を見直そう
目薬、使ってますか?わずか1滴に込められた奥深い世界



■研究の拠点「ロートリサーチビレッジ京都」で次々と最新技術が誕生

関西文化学術研究都市として最先端の研究技術拠点が立地する京都府木津川市に、2006年に設立され、現在研究・開発の拠点となっているのが「ロートリサーチビレッジ京都」です。
“ビレッジ(村)”と名付けているように、ここではベンチャー企業や国内外研究者との共同研究も活発に行われており、すでに多くの成果がスキンケアや目薬開発に生かされています。その一つが、2016年発売、目薬で国内最多(※)となる12種類の有効成分数を配合した「Vロートプレミアム」です。ピント調節疲れ、ドライアイ疲れ、ブルーライト疲れと、現代人の疲れ目のあらゆる原因にアプローチする処方に成功し、大ヒットとなりました。
※一般用眼科用薬製造販売承認基準の最多有効成分配合



■“福利厚生のおすそ分け”というユニークな発想

時代に応じて、ニーズに合った健康を提供する。そんなロート製薬が2000年代初頭から着手している、比較的新しい取り組みの一つと言えるのがストレス対策です。まずは自社の社員たちに「自分の健康は自分で守ろう」「ストレスコントロールできる力をつけよう」と発信する、オールウェル(All Well)計画推進室が2004年7月に発足。同時に大阪本社内に、東京には2008年に、リラクセーション施設「スマートキャンプ」がオープンしました。東京では、整体、リフレクソロジー、鍼灸、ピラティスそして健康=快適に歩けることという発想から、ドイツ式フスフレーゲ(フットケア)を行う「フットストレスラボ」と、なんともうらやましい充実の福利厚生ですが、「社員たちのために」で終わらないのが、ロート製薬らしいところ。10年前からは“福利厚生のおすそ分け”として、一般客も受け入れています。



「スマートキャンプ」には、国際薬膳師によるオリジナルメニューが楽しめる「旬穀旬菜カフェ」も併設しています。野菜ソムリエの称号を持つ薬膳師が厳選した旬の野菜をふんだんに使用。こちらも誰でも利用できるため、近くに勤める女性客を中心に人気で、レシピ本も発行されています。実はロート製薬の健康への取り組みは、この「食」分野に舵を切り始めています。



■健康な体を作る基本は「食」。薬に頼らない製薬会社へ

奈良県宇陀市の農場「ハンサムガーデン」、石垣島の「やえやまファーム」など、ロート製薬では、地域と連携しながら農業や食事業、地域の活性化を目指すアグリ・ファーム事業を2015年にスタートしました。製薬会社なのに、薬に頼らない健康を目指す。その実現のためなら既存の枠をも軽やかに飛び越えてしまうのは、コーポレート・アイデンティティに「NEVER SAY NEVER」を掲げるロート製薬ならではの精神だといえるのではないでしょうか。



取材・執筆:オフラボ 監修:ロート製薬

関連キーワード