• 準備力
2019/05/09

すべてはビタミン研究から始まった。エーザイが見つめ続ける女性のキレイと元気

献身的な看護活動や公衆衛生の発展に貢献し、近代看護教育の母と言われる、フローレンス・ナイチンゲール。その直筆のサインをもとにデザインしたのが、エーザイ株式会社の「hhc」のマークです。 彼女の精神に重ね合わせたのは“ヒューマン・ヘルスケア”への思い。人々の健康に対するさまざまなニーズに応える研究開発は、ビタミンから始まりました。

■ビタミンから始まったエーザイ

日本を代表するグローバル製薬企業の一つであるエーザイ株式会社(以下、エーザイ)。“すべての社員が就業時間の1%を患者様と共に過ごす”ことを推奨していますが、そこにあるのは、「hhc(ヒューマン・ヘルスケア)」という企業理念を表す言葉に込められた思い。病などを抱えた人々と共に時間を過ごし、言葉にならない想いを感じ取ることが重要であると考えています。
日々、日本の、世界の健康を目指してさまざまな研究開発が行われていますが、その最初はビタミン研究から始まりました。



エーザイの前身となる桜ヶ岡研究所は、創業者・内藤豊次が1936年に設立。当時は国民の健康増進や体力向上が急務とされ、ビタミンに注目が集まり始めた時期です。ビタミンAやDが主流でしたが輸入品が占めていたため、「日本発の新薬開発を」と、小麦胚芽油から抽出したビタミンE剤「ユベラ」を開発。これが日本におけるビタミン研究の本格的なスタートとなりました。

その後、1941年に日本衛材株式会社を設立し、1955年に社名を現在のエーザイ株式会社に変更。その間、日本中が困窮を極めた第二次世界大戦、力強く復興を目指した戦後、そして今の日本の土台をつくった高度経済成長期が始まりといった時代の変遷の中で、エーザイは日本人の健康を見つめ、多くの新薬を世に送り出してきました。主力商品である「チョコラ」ブランドの誕生も、日本が大きく変わっていくさなかの1951年に初めて登場しています。



■広告で振り返る日本人の健康意識

お馴染みの「チョコラ」と言えば、「チョコラBB」ですが、1951年の初登場では、皮膚乾燥症、小児の栄養障害などに用いられたビタミンA剤「チョコラA」だったというのはちょっと意外な話です。その後ビタミンC剤「チョコラC」、ビタミンD剤「チョコラD」と続き、TCAサイクルの中で人体のエネルギーの生成に重要な役割を果たすビタミンB2を主成分とする初代「チョコラBB」が誕生したのは1952年。以来、時代の健康ニーズとともに新製品が追加発売され、また生まれ変わっていきましたが、その変遷は歴代の広告で非常に興味深く見ることができます。

<1950~1980年代の「チョコラBB」広告>



発売当初1952年の広告には「美眼と美肌のビタミン」とあり、皮膚の乾燥や吹き出物、疲れ目へのアプローチが。そして新聞広告には「疲れっぽい!」と、すでに疲労に関するコピーも! 1980年代になると「脂肪とビタミンB2。意外と知られてないない関係です」と食事内容の西洋化・外食の増加などの環境変化に着目。脂質の摂取増加に対して、ビタミンB2が脂質代謝をサポートすることを伝えるなど、時代の流れと健康を常に見つめ続けてきたことがわかります。

●「疲労回復にはビタミンB群!」その仕組みをTCAサイクルで図解



■「女性だってドリンク剤で元気になりたい!」を叶えた商品開発

「チョコラBB」は発売当時から女性をメインターゲットに“キレイと元気”を応援してきましたが、近年でそんな思いが最も伝わってくるのが、2000年以降発売した「チョコラBBローヤル2」など、「チョコラBB」ドリンクシリーズの登場です。

<現在の「チョコラBB」ドリンクシリーズ(一部)>



バブル期前後、日本では空前の栄養ドリンク流行りで多くの商品が発売されましたが、どれも女性が手に取りにくいものでした。そんな中エーザイでは、さっぱりとしたピーチ味でカロリーを10kcal以下におさえ、パッケージもパステルカラーでフェミニンな「チョコラBBフレッシュ」を発売し、その後もビタミンB群に加えローヤルゼリー、アミノ酸、生薬など女性にうれしい成分を配合したドリンクを続々と追加。お得意先回りの外出の途中や、仕事帰りのコンビニで。このバリエーション豊かなドリンク剤で、リフレッシュしたり、元気をもらっている女性たちも多いのではないでしょうか。

1941年の会社創業から間もなく80年、今年67年目を迎える「チョコラBB」シリーズを発売するエーザイでは、多様化する女性ニーズ応えるビタミンを中心とした製品を開発してきました。今を、未来を生きる女性に、全ての人に。これからも時代に求められる健康に応えるビタミン製品を届けてくれることでしょう。



取材・執筆:オフラボ 取材・執筆協力:エーザイ

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