• お家でストレスオフ
2020/05/04

紙の温もりを感じながら「読書」しよう【#08 おうちでストレスオフ】

通勤電車の中で、本や新聞を読んでいる人をたくさん見かけたのもずいぶん前のこと。読書もニュースのチェックも、今や圧倒的にスマホの時代です。「デジタルの方が便利だし、内容は同じでしょ?」、もちろん紙からデジタルになって物語が変わってしまうわけではありませんが、ストレスの点から見ると大きな違いがありそうなのです。

■現代女性の五感ストレス調査はおどろきの結果に

音を聞き、臭いをかぎ、物を触り……毎日の暮らしの中で私たちは「五感」をフルに使って生活していますが、さて、ここで問題です。5つの感覚の中で、もっとも現代女性のストレスと密接なのはどの感覚でしょうか? オフラボの「ココロの体力測定2017」の結果では、答えは「視覚」。全国7万人の女性(20~69歳)から、厚生労働省ストレスチェック基準による高ストレス者(77点以上)を抽出。複数回答で五感ストレスを見てみたところ、なんと上位10項目のほとんどが視覚に関するもの! 第1位は、多くの人が思わずうなづくであろう「ついスマホを見てしまう」(58.6%)でした。

高ストレス女性の五感ストレス上位10項目



■テレビより、PCよりもスマホに注意すべき理由とは?

長時間に渡り画面を食い入るように見つめるものとしては、テレビやゲーム、PCもありますが、とりわけスマホがストレスになりやすいのには「距離の近さ」や「まばたきの減少」などいくつかの理由があります。中でもスマホ画面から発せられる「ブルーライト」は、目に大きな負担をかけることで知られています。
ブルーライトは、可視光線の中でもっともエネルギーが強い光です。角膜や水晶体で吸収されずに網膜まで到達するほどのパワーを持ち、さらに波長が短く光が散乱しやすいため、時に「まぶしい」と感じたり、像がぼやけたりします。

下の図でわかるように、同じようにブルーライトを発するデバイスの中でも、スマホは最多です。眼精疲労によって起こる肩こりや頭痛といった「痛み」は大きなストレス要因のひとつです。またそれだけでなく、SNS利用などによるコミュニケーション疲れは、心のストレスにもつながります。

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デジタル機器ごとの波長の比較



■デジタルデトックスの時間、読書で心に栄養を

睡眠に関する数多くの著書を持つ作業療法士の菅原洋平先生によると、情報過多な現代社会では、胃もたれならぬ“脳もたれ”している人が多いのだとか。デジタルデトックスという言葉も流行していますね。
スマホを手放して空いた時間に、オフラボがおすすめするのは読書です。理由の一つは、読書習慣のある女性は低ストレス傾向であるということ。「ココロの体力測定2018」の結果では、本を読む習慣がある低ストレス女性は、高ストレス女性の2倍近くという結果になりました。そしてもう一つの理由は、紙からはブルーライトは発生しないということ。スマホに熱中するのと文庫本を読むのでは、目の疲れ方に大きな違いがあるのです。

ページをめるくときの紙の手触りも、またいいものです。この記事をもしスマホで読んでくださっているならば、この後はスマホを置いて、本を一冊手に。昔読んだ小説も、時を経て読み返してみるとまた違った気持に出会えるかもしれません。

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執筆・監修:ストレスオフラボ

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「おうちでストレスオフ」とは?
模様替えをしたり、本格的な料理にチャレンジしてみたり。長いおうち時間をどうやって過ごすか? みなさん、さまざまに工夫して毎日を送っているのではないでしょうか。もちろん、自分が「好き」であったり「癒やされる」と実感できることは大切ですが、一時的に気分がよくなっているだけで、実はストレスオフされていないことも……。
そこでストレスとの上手な付き合い方をご紹介しているオフラボでは、全国14万人におこなっている「ココロの体力測定」から見出した低ストレス者の傾向や、有識者への取材を基に「今おうちでできるストレスオフ」のアイデアをまとめました。#STAY HOMEが、少しでも快適で楽しい時間になりますように。

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